スピリチュアルと脳の成功法則〜人生好転のテクニックの数々〜

最先端の脳科学から古代オカルトまで..「科学」と「非科学」を融合した成功法則

特権としてお酒の独占から大衆化へお酒の浸透

   

さて、

食物を発酵させてお酒を作る

その精神に作用する不思議なものは
前回紹介したように、

祭祀と結びつくようになります。

恐らく当時は神官や王族のみに許される
お酒は独占的なものだったのでしょう。

しかし、徐々に酩酊することの
楽しさが知れ渡るようになり、

そうした特権としてのお酒の独占が崩れ
日常生活にもお酒が浸透するようになります。

そして人類の農業化が進み、
穀物を主食にするようになり

その穀物からお酒を体調に作れるようになると
一気にお酒の大衆化が進むのです。

純粋に酔いの感覚を味わう
お酒は嗜好品となるわけです。

ただ、歴史書などを見ると

ルーズな生活につながりやすい
精神を荒廃しやすい日常の飲酒は
色々な社会で卑しい好ましくない風習とされ、

祭司としての神と繋がるための
神聖な飲酒とは厳密に区別されています。

インドの「リグヴェーダ」では、

大麦、米、豆などの麦芽
大豆のお粥などと混ぜて発酵させる

「スラー」と呼ばれる
世俗的なお酒の記述があります。

スラーというのは
「食べ物の残りカス」「虚偽」
という意味ですから、

軽蔑すべきお酒として扱われます。

これはもちろん、

特権層が酔いを独占し自分たちだけを
権威づけたかったからかもしれませんが、

お酒を人がコントロールするか
お酒に人がコントロールされるのか、

現代まで続く議論がありますが、
そういう意味でやはり特別な飲み物、

お酒に対する背徳感は、
明文化されないまでも、
私たちにもあるはずです。

人とお酒の歴史を見ると
色々と思うところがあります、

インドでは、こうしたスラーのような
世俗的飲酒を軽視する習慣が
今でも続いているようです。

週ごとにドライデーと呼ばれる
禁酒日が設けられているそうです。

インドにはカースト制度があり、
私たちには理解しにくい部分もありますが、

身分制度とお酒は密接な関係があります。

インドで2000年前くらいに作られたマヌ法典

「スラー酒は食物のカスにして、それを罪という。

故にバラモン、クシャトリア、ヴァイシャは
スラー酒を飲んではいけない」

と記しているのです。

奴隷の身分であるスードラのみ
飲酒が許されるということですから、

嫌酒に対する特別な価値観があるわけです。

宗教の違いとも言えますが、

何かお酒が人間の精神に作用する
未知、カオスに対する恐怖が
そこには横たわっていそうです。

古代ペルシャにおいても
霊酒ハオマは神聖なお酒として尊ばれる一方、

お酒い一般は、悪神アエーシェマ
(これは凶暴という意味)がもたらす

とされ、粗暴な行為を生み出す
悪魔の飲み物と位置付けられるのです。

お酒そのものに良し悪しがあるのか、
人間の態度そのものに問題があるか、

現在の資本主義の世の中では

数多あるなお酒もそのランクは
値段として現れてしまうものです。

科学の世の中では、人の酩酊具合は
神による介入とは捉えられませんが、
そこにはまだまだ神秘的なものがあります。

ちなみにインドの古文献では、
大麦で作る「コホラ」という
お酒も登場します。

英語のアルコール(お酒)という言葉は、

イスラム教徒がこのコホラに
アラビア語の定冠詞「アルAL」をつけ

アルコール(AL-KOHL)となり、
ヨーロッパに伝わったという説もあります。

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