アロエベラ・ハーブの薬効成分の特徴・使い方・薬草の効能など
2019/06/22
アロエベラは、
原産地はアフリカの熱帯地方で、
毒矢の傷に対する解毒ハーブとして
アロエの仲間が用いられています。
ギリシャ、ローマ時代にも、
アロエのジェルは傷薬として用いられ、
「潰瘍をおこした男性生殖器」に
塗りつけると言うのは
プリウニウスが勧めた
無数の用途の一つです。
さらに中世では、
下剤として好まれました。
中国でも、用途は西洋と
ほぼ同じですが、
ジェルだけを使用します。
インドでは、冷やす性質をもった
強壮剤として高く評価されています。
西インド諸島では、
16世紀にもたらされ
広く栽培されています。
アロエベラの薬用にする部分と効能
ジェル
分厚い粘液質のジェルは、
やけど、傷、日焼けなどの
応急手当てに最適です。
皮膚の乾燥症状にも有効で、
特に目の周囲など敏感な
顔の皮膚にできた湿疹に適しています。
水虫など真菌感染にも用いられます。
アーユルヴェーダ医学では、ジェルは
余分なピッタを鎮める重要な強壮剤です。
葉
葉は強力な下剤で、
頑固な慢性の便秘に良く効きます。
胆汁分泌と消化を促進し、
食欲不振に効果的です。
昔は子供の爪噛みをやめさせるために、
アロエの葉のエキスを指に塗ったりしました。
アロエは温帯地域でも育ちます。
アロエベラのデータ
・性質
葉:苦味、熱、湿
ジェル:塩味、苦味、冷、湿
・成分
アントラキノン配糖体、樹脂、多糖類、
ステロール、ゲロニン、クロモン
・作用
下剤、胆汁分泌促進、創傷治癒、
強壮粘膜への刺激緩和、止血、
鎮静、駆虫
・注意事項
アロエに含まれる、
アントラキノン配糖体は
妊娠中は控えましょう。
葉を大量に用いると嘔吐する事もあります。