モンテッソーリ教育の特徴:子供の可能性と自主性を伸ばす
2019/02/08
モンテッソーリ教育の特徴:
子供の可能性と自主性を伸ばす
について紹介します。
モンテッソーリ教育の特徴は、
子供の発達をとことん見つめ、
子供の自主性を信じ、伸ばすの育児です。
一見、英才教育のような
イメージを持っている人もいますが、
それはモンテッソーリが目指す
理想の教育ではないので注意下さい。
「子供って、どうしてこうなの?」
という疑問に対するヒントを与えてくれるのが、
モンテッソーリ教育なのです。
モンテッソーリ教育とは何か?
モンテッソーリ教育は、
簡単に解説すると、
すべての人間の奥底に秘められている、
本来の良さや未知の可能性が、
自らの力で表れるのを
サポートする為の
教育環境や援助の仕方の体系の事です。
イタリアの医師、
マリア・モンテッソーリさんが、
生理学的な根拠に基づいて
構築した教育法です。
子供の中に潜む本来の良さや
未知の可能性が表れるためには、
1.自由に選ぶ(自由選択)
↓
2.選んだことを繰り返しする
↓
3.繰り返しながら集中する
↓
4.完了感、充実感、幸せ感を
持って終了することで、
本来の正常な状態を生き始める(正常化)
…
という4つのステップを踏むことが
大切だとモンテッソーリさんは説きます。
モンテッソーリ教育では、
子供がこのプロセスを踏むための、
適切な環境を用意し、
大人がサポートしてあげることが
必要だと考えられています。
マリア・モンテッソーリの生涯
Maria Montessori
マリア・モンテッソーリ
(1870~1952)
1870年、イタリア生まれ、
医師を志し、女性初の唯一の
医学生としてローマ大学に学ぶ、
「知的障害児」の治療教育の
成果から子供の「集中」する力を発見する。
医学博士号を取得後、
イタールやセガンなどの
「障害児治療教育」に示唆を受け、
生理学的根拠に基づく
独自の教育法を構築する。
1907年、ローマに最初の
モンテッソーリ教育実践の場
「子供の家」を開設する。
著書「モンテッソーリ・メソッド」が
出版されたのを機に、
国際的に認められるようになる。
よき理解者だった息子のマリオとともに、
各地で教育改革のために活動する。
教員の養成を続け、
1952年オランダで死去。
モンテッソーリ教育のおける遊び
子供の五感を育て、
自然に数や子ど場の感覚を育てる
「教具」があります。
園では、つまむ、切る、
貼る、縫う、通す、など
指先を扱う遊びや
注ぐ、ねじる、打つなどの
手や腕を使った遊びが見られます。