スピリチュアルと脳の成功法則〜人生好転のテクニックの数々〜

最先端の脳科学から古代オカルトまで..「科学」と「非科学」を融合した成功法則

コマツウェイという価値観に見るコマツ取締役会の強さの秘密

   


これまで見てきたように、

グローバル企業として成長した、
コマツの背景には、

様々な要因があったわけですが、

そしてコマツという企業には、
強固な価値観が浸透していると言います。

そのその強さの芯の部分に

「コマツウェイ」

という考え方があります。

これは経営層を含むコマツ・グループの
すべての社員が現場や職場で共有される、

永続的に継承すべき価値観とされています。

坂根正弘さんの著書

「ダントツ経営」最後に、

坂根さんは、

コマツウェイについて、

その背景にある考え方について
述べています。

坂根さんが、

コマツウェイの編纂を
思い立ったのは、

社長の座を更新に譲ろうと考え始めた
2005年のことだったそうです。

最初は、

社長業務の引き継ぎメモとして
書き始めたそうですが、

「コマツウェイ」

として冊子にまとめて
全社員に公表し、

会社の軸をはっきりとさせて
おこうと考えに至ったようです。

浸透するコマツウェイ

グーグルの章で説明しましたが、

『Googleの使命は、
世界中の情報を整理し、

世界中の人々がアクセスできて
使えるようにする事です』

このミッションを社員が
共有することが、

強さの秘密と解説しました。

同じ価値観があるだけで
判断基準にスピードが生まれます。

コマツウェイは社長に向けた

「マネイメント編」

と、全社員に向けた、

「全社共通編」

から構成されています。

マネジメント編には、
以下の5つが挙げられています。

・取締役会を活性化すること

・社員とのコミュニケーションを
率先垂範すること、

・ビジネス社会のルールを遵守すること、

・決してリスクの処理を先送りにしないこと、

・常に後継者育成を考えること、

コマツに見る取締役会の存在

特に坂根さんは、

取締役会などで
トップの提案に対する異論が容認され、

場合によってはストップをかける
ことができる状態にあることを重視しています。

いわゆるコーポレートガバナンス
が効いた状態です。

日本では統治の実権は経営者に
あると見られるのに対して、

アメリカでは株主にあると考えられる、

とよく言われますが、

王権ではなく国民主権には
政府を監視する仕組みがありますが、

経営にもこの仕組みが重要なのです。

いわゆる企業統治と訳されるこの概念は、

世界一の投資家である、
ウォーレンバフェットさんも
強く重視する概念です。

経営者が否定されるからこそ…

これが徹底される企業は、
実に強いものです。

坂根さん自身、コマツの
取締役会が買収案件に際して、

「買取金額が4億2000万ドルまでなら、
社長以下執行部は買収を実行しても良い」

という条件をつけ、

それが理由で買収を断念した
経験があるといいます。

「悔しい気持ちはなかった
と言えば嘘になりますが、

それでも、活発な取締役会は、
会社の長期的な利益にかなうと考え、
納得しました。」

と述べています。

経営者が自らを律する仕組みを
作ることは容易なことではありません。

しかし企業統治、
コマツウェイという価値観など、

経営陣の独断で進まない、
仕組みがあることが、

コマツ取締役会の強さの秘密です。

リスクを先送りせず、

知行合一を実行するために、

そこまでの厳しさを自らに
求めた経営者としての、

コマツ、坂根さんの姿が
本書から伝わってくるのです。

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