スピリチュアルと脳の成功法則〜人生好転のテクニックの数々〜

最先端の脳科学から古代オカルトまで..「科学」と「非科学」を融合した成功法則

情報収集、マネジメントなどコマツの中国ビジネスで成功の秘訣

   


もちろんビジネスを
世界に広げればそれだけ、

可能性は広がるわけですが、

現地で経営、マネジメントを
進めるのは簡単ではありません。

近くて遠い国、中国で
ビジネスを展開したい企業は
たくさんありますが、

ほとんどがうまく行っていません。

しかしその中でも成功例として
コマツのやり方は参考になります。

前回紹介したように、

コマツは、コムトラックスという
新しいシステムを通じて、

データの見える化に成功しました。

貴重な洞察を得ることも
可能になりました。

例えば、

ブルドーザーの補修コストは、

思ったより高く、
1万時間稼働させるためには、

新車価格の80%相当の修理費が
必要だという事実が明らかになったり、

などという貴重なデータです。

だからこそどうするか?

足回りの部品の耐久性を
引き上げることで、

修理コストを大幅に
引き下げられることが分かる

など、無駄のない効率的な
経営が運営できるようになったのです。

データの見える化でユーザーを掴む

まずはどんな世界であれ、
ユーザーに満足してもらうのが、

ビジネスの原点です。

情報収集をしっかりやることで
中国人の求めているニーズも
しっかり把握できるようになりました。

坂根さんは、

「長年建設機械で商売をしていながら、
当時のコマツは、こんな基本的なことも
データとしてきっちり把握していなかった」

と振り返っています。

逆にデータさえしっかりしていれば、

顧客価値を高めるために

何をすべきか自ずから浮かび上がる
ということです。

こうしたデータ収集を通じて、
コマツは商品力を高めることで、

中国ビジネスでもうまく
成功することができたのです。

他にも、

GPSを使ったダンプトラックを
無人走行できるようにしたのも、

こうした結果です。

それまでは、24時間体制で
ダンプトラックを動かそうとすると、

以前は1台あたり4〜5人が必要でした。

しかし、コマツの無人運行システムを使えば、
こうした人件費を下げることができます。

そうなればもちろんユーザーは
コマツの製品を選ぶようになります。

古いマネジメントは捨てる

また坂根さんは、

中国において権限委譲も
積極的に進めています。

日本の企業のトップは
本国の日本人がやらないといけない、

という古いマネジメントでは
グローバルに成功するのは難しいでしょう。

コマツにはもともと海外事業は
極力現地の人に舵取りを委ねる
という方針がありましたが、

海外11カ国の生産拠点のうち、

7カ国で現地の人に
経営トップを任せてきたと言います。

しかも、社外からスカウト
してきた人材ではなく、

10年、20年とコマツに勤め、
コマツウェイをよく理解して体験してきた
生え抜きの人材を登用しています。

特に中国に関しては、

変化が激しいだけに、
現地でスピーディーに意思決定できる
体制が重要だと言います。

2010年には、本社の
役員三人を中国に駐在させ、

現地で意思決定できる
体制を整えました。

欧米企業では、

フォルクスワーゲンや
ゼネラル・エレクトリック(GE)

などが早くからそうした
体制をとることで成功しましたが、

日本の大企業でそれに
着手したのはコマツが
おそらく最初でしょう。

現地でできること日本でできること

さらにマネジメントの現地化を進め、

中国の販売会社など
16子会社の社長を全て
中国人にしています。

こうして、現場のリーダー層に
現地人を登用し、

日々のオペレーションや
意思決定を現地化しています。

中国でできることは中国で

日本でしかできないことは
日本でやるという切り替えが、
大切になってくるわけです。

そしてこれが進めば、

もはや企業に国籍という
概念はなくなるかもしれません。

IT関係ではグーグル、フェイスブック
アップルなどはもはや、

アメリカ企業という
アイデンティティはないかもしれません。

元々がインターネットという
グローバルな市場で勝負している
のですから当然ですが、

これからは建設機械のように
形のあるドメスティックな
ビジネスと思われていた産業も、

ボーダレスな経営が始まるかもしれません。

その先駆けとして
コマツのやり方は勉強になります。

情報収集、マネジメントなど

こうした姿勢が中国で優秀な
人材を確保することにつながるとともに、

中国ビジネスにおけるもう一つの
成功要因になったと言えるでしょう。

 - 世界的グローバル企業に学ぶ仕事術