スピリチュアルと脳の成功法則〜人生好転のテクニックの数々〜

最先端の脳科学から古代オカルトまで..「科学」と「非科学」を融合した成功法則

理屈より感性の経営者:井深大とソニーのマネジメントと組織作り

   

理屈より感性の経営者:井深大とソニーのマネジメントと組織作り
今回のテーマは、

理屈より感性の経営者:井深大
とソニーのマネジメントと組織作り

について紹介します。

トランジスターラジオや
テレビの開発で、

一気に世界のソニーへと
ブランドを強化しつつあった頃、

もちろんその道のりは
平坦なものではなく、

社運を何度もかけながら開発に
勤しみ努力を続けてきたのです。

何よりも前に進む
チャレンジを決してやめない、

その井深さんの経営者としての
姿勢がなければ、

ソニーの成功はなかったわけです。

ただ、こうしたチャレンジに
立ち向かい続けるのは、

もちろん井深さん一人の
力によるものでなく、

強力なチームがあってのことです。

ソニーと井深さんの

マネジメント、組織観は

以下のような考えが
根底にあったようです。

ソニーのマネジメントと組織作り

「どんな人が参加するか
で成否が決まる。

しかもそのグループに
本気になってやってもらうには、

組織を作りそこに人を
当てはめるのは大きな誤りで、

人にあう組織を作る。

人間が主で組織は従である。

あくまで人が中心だ。」

人間中心のマネジメント、

つまり、高い目標にチャレンジし、
それを実現できる人たちだけが集まり、

本気で仕事に取り組む少数精鋭の
集団であるべきという考え方です。

井深さん自身が起草した
ソニーの設立趣意書のも、

「経営規模としては、
むしろ小なるをの望み、

大経営企業の大経営なる
がために進み得ざる分野に、

技術の進路と経営活動を期する」

とあります。

井深さんは何万人もの社員を
抱える大企業を一つも羨ましい
とは思わなかったと言います。

ただソニーの人たちが、

東京電信工業が始まった時の
七人の人たちが持っていたような

気持ちを持ち続けて
欲しいと考えていたのです。

2016年時点で125300人
の社員を抱えるソニーですが、

世界有数の大企業です。

もちろん規模が大きいこと
のメリットもありますが、

大企業病の一つ、

無動きが取りにくく
スピードが遅くなるといった

デメリットに悩まされて
いるのかもしれません。

理屈より感性の経営者:井深大

守りの経営と攻めの経営では
必要な要素が違うでしょう。

しかし、チャレンジをやめない
成長を求め続けるためには、

少数精鋭で進むという井深さんの
マネジメント、組織作りの考え方は、

イノベーションを起こし続けるべき
業界にとっては大きな力になります。

そしてその為には理屈よりも
感性が大切になることが
多いのでしょう。

また経営者としての井深大さんは、

商品作りにおいても
組織作りにおいても

人の持つ感性を重視し、

それを安易に数値に置き換えよう
とすることを嫌ったと言います。

井深さんの著書では

「勘です。感性ですよ。

私はそんなに頭がよくないから、

理屈を理解してその理屈
の上に立ってどうこうと判断しない。

…(中略)

日本の教育は知性ばかりで、

感性というものを育てようとしない。

感性を育てる教育を
ぜひ進めるべきだと、

心からそう思いますね。」

という言葉によく
この気持ちが現れていると思います。

芸術VS科学のビジネス哲学

また井深さんのデジタル嫌いは
有名だったようで、

感覚的、情緒的なものを
パターンとして認識する直感的な思考を
重視していたとも言います。

井深さんは周波数特性を
計測して音を分析するより、

音楽を聴いて耳を頼りに
開発すれば良いではないか、

という考え方を持っていたようです。

つまり感性の経営者といっても

ただ「好き嫌い」とか
わがままを押し通すというような、

単純なレベルのものではなく、

世界一の技術を作るために
最も大切なのは人間の持つ感覚、

というような考えを持っていたようです。

NHKの放送科学基礎研究所所長から
井深さんがソニーにヘッドハントした

中島平太郎さんという方がいます。

彼は井深さんと、

アナログ対デジタルの
哲学論争で意見を戦わせた
というエピソードがありますが、

中島さんによれば、

それは「芸術」と「科学」
の対立だったようです。

つまり、自分の過去の成功体験や
感情論に根ざしたものでなく、

純粋にオーディオ技術の
あり方をめぐる哲学の
ぶつかり合いだったのです。

この辺りの理屈と感性の対立は

近年のビジネスシーンで言えば、

マイクロソフトとアップルの
シェア争いにも現れている気がします。

スティーブ・ジョブズの
感性へのこだわりがなければ、

アップルの商品はここまで
浸透しなかったでしょう。

ではこうした感性は
どこから生まれるのか?

井深さんはご自身で楽器を
演奏したわけではありませんが、

音楽を聴くことにかけては
人後に落ちない才能を発揮したようです。

それだけに井深さんの主張は

芸術家顔負けだったと言います。

次回はこうした

井深大とソニーのマネジメントと
組織作りを踏まえながら、

ビジネスにおける理屈と感性
科学と芸術について見ていきましょう。

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