スピリチュアルと脳の成功法則〜人生好転のテクニックの数々〜

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真空包装、包装フィルムのカビやボツリヌス菌が食中毒の原因に

      2019/03/10


微生物は有益か有害なものか…

それは一概には言えません。

時と場所とタイミング、まさに
TPOでその役割を変えるのです。

そもそも現代人は菌や微生物に対して
一方的に悪いイメージを持っています。

中でも最悪の菌としてのレッテルを
貼られるものもいます。

時に世間を賑わす菌による事件が起こると

目に見えない微生物による恐怖は
人間の心を支配してしまい、
盲目になってしまいます。

しかし、

よく知ればそれは偏った視点であることに
気づくのです。

現代社会のスーパーや食料品店などでは
様々な食材や食品をプラスティックフィルム
に包み、プラスチックの容器に収めて
販売する事が普通です。

確かに清潔そうで美味しそうに
見えるかと思うのですが、

何でもかんでも包装するのが当たり前
という風潮が日本では加速している
ように思います。

実はここに、

微生物に対する本末転倒な問題があります。

簡易包装だった時代のメリット

プラスティックのゴミ処理問題は
近年では話題になってきましたが、

まだまだ主流ではありません。

そして、微生物の観点から見ると
もっと根深い事実が浮かんできます。

欧米やアジアの国々を見ると、包装は
どんなものでも非常にシンプルなものです。

日本でも昔はこうしたシンプルなものでした。

野菜と果物は、店では箱か大きなザル
などに山盛りに入れておく。

それを買う人が欲しいだけ取り求められる
ようになっていて親切なやり方だと思います。

肉やハムは5~10キロと大きな単位で求め、

お客が入り用なだけ目方を言うと、

大きな塊をその分だけ切って分ける
トレーシングペーパーの2、3倍厚手の
半透明な紙に包んで渡してくれます。

非常にエコに考慮されたやり方です。

しかも値段は非常に安く、
これが昔からの習慣なのです。

一方現代のスーパーで買えるような
食料はみな過剰包装と言えます。

このメカニズムもいつか別の機会に
詳しく説明するつもりですが、

現代人の使うプラスティックフィルムと
ラミネートフィルムは実はカビだらけなのです。

一見、見た目も良いですし清潔のように思います。

しかしその実そうではないのです。

そのため、本来の目的に反して、
包装する事で食品の微生物汚染が起こり
食中毒に結びつく例は極めて多いのです。

真空包装、包装フィルムのカビや菌

まさしく伝統的な知恵というのは、

目に見えない微生物を味方につける
共生という考え方なのですが、

それに対して現代社会では微生物を敵視して
排除しようという考え方の違いなのでしょう。

現代社会では短期的で安直な
微生物対策をしてしまっています。

人類がどう頑張っても微生物を
除去する事はできません。

むしろ中途半端な除菌、滅菌で
人体に被害を及ぼしてしまうのです。

その典型的な例が1984年に起こりました。

九州のメーカーがからしレンコンを
真空包装して販売しました。

真空なら微生物の増殖も止まるので安全、

長い間の期間の保存もできるだろうと、
非常に好評でした。

ところがそれを買って食べた人が
食中毒を起こして11人も死亡する
という事件が起き大騒ぎになったのです。

ボツリヌス菌という細菌による中毒でした。

ボツリヌス菌が食中毒の原因に

この事件をきっかけにこの菌の名前は
ニュースなどで取り上げられました。

名前もなんだか恐ろしそうです。

一気に人々の心は恐怖に支配され、
恐ろしい菌のイメージが定着しました。

しかし…です。

ボツリヌス菌は土の中にたくさん存在します。

だから当然、根菜である
レンコンにも付着しています。

と言っても、この菌を間違って
食べても発病はしません。

酸素の存在する所では活動できない
性質を持っているからです。
(これを嫌気性と言う)

この菌は、真空状態でのみ活動し、
増殖すると強烈な毒素を作り出します。

この毒素は今まで分かっている
微生物毒素(バイオトキシン)の中で
最も強力な毒素と言われています。

当初、真空包装、包装フィルムは
こうした微生物やカビ対策として
考えられたのでしょうが、

微生物の無知は危険な事故を
起こしてしまったのです。

真空包装でボツリヌス菌が繁殖

そうです。

全く無害な菌であっても、
真空状態で最悪の菌になる。。

これが微生物の世界なのです。

からしレンコンを製造するとき、
高熱の殺菌で確かに細菌は
死滅しているのですが、

いつの間にか間接的にボツリヌス菌が
包装材料のフィルムの内部に移行した
のではないかと思われます。

それが真空包装内で繁殖したのでしょう。

古来からの伝統の知恵に則り、
からしレンコンを大きな器に盛って
計り売りでもしていれば、

このような食中毒は発生しないのです。

細菌防止、カビや菌対策の為の真空包装
のせいで、大きな災いとなった例です。

危険な食中毒を引き起こす
ボツリヌス菌以外で、

比較的身近な嫌気性微生物には、
ぬかみそ内部で悪臭を発する菌もあります。

だからと言って
伝統の知恵により伝えられた方法、

ぬかみそを絶えずかき混ぜていれば
酸素が混ざり、菌が増殖する事もなく、
悪臭を発する事もありません。

生活に大きな影響を与える
嫌気性菌は他にはありません。

ボツリヌス菌というのはこの事件以降
最悪のイメージがついているようです。

しかし、そもそも自然界に存在する
ボツリヌス菌とは違うものなのです。

そこに余計な人間の手が加わることで
姿も役割も変わってしまう。。

私たちはカビや微生物の対策方法として、

真空包装、包装フィルムなど現代の
テクニックに勝る古代の知恵を見直して
行く必要があるのかもしれません。

 - 微生物と発酵食品の深すぎる世界