スピリチュアルと脳の成功法則〜人生好転のテクニックの数々〜

最先端の脳科学から古代オカルトまで..「科学」と「非科学」を融合した成功法則

抗生物質と細菌、微生物の耐性、抵抗力、感染性を増やす原因に

      2019/03/11


さて前回まで、

日常品における除菌や滅菌など
菌を敵視する事のおかしさを
紹介してきたわけですが、

微生物、菌の影響といえば、
やはり医療業界でしょう。

そしてこの業界でも、

現代人は共生という考え方を
失っているようです。

病気を引き起こす細菌、微生物
とはどう付き合うべきなのでしょう。

一般的には、

「病院で抗生物質を飲む」

というのが常識でしょうが、

こうした常識も疑ってみると
意外な事実が見えてくるものです。

イギリスで抗生物質第1号
「ペニシリン」が発見されたのは、
もう百年ほど前1929年のことでした。

実用されたのはアメリカでしたが、
その生産までには大変な
苦労があったようです。

感染症で苦しんだ戦後の日本

1950年頃、日本は敗戦後の生活の
混乱と必要な食材や医薬品、

その他の必需品の不足と欠乏から、
細菌、微生物の被害に悩まされていました。

主としてブドウ球菌、連鎖球菌、結核菌
などによる感染症が猛威をふるい、

多くの人命が失われたのです。

最も多かったのがブドウ球菌
(Staphylococcus sp.)

による幼児と老人の肺炎で、

当時は命取りと言われるくらい
救いようのない感染性でした。

次に多かったのが産褥熱で、産後の感染で
多くの人命が失われました。

抗生物質は「救い」となったか?

このような状況下で、
抗生物質のペニシリンは、

病院の専門医が、

「この薬品はまさに生命の救いの女神だ」

と学会で発言するほど卓効を示したのです。

人類は遂に細菌、微生物に打ち勝つ事ができる
という一筋の光を感じたのかもしれません。

まさに一大ムーブメントが起きました。

その後、ストレプトマイシンの登場で
結核に悩む人が大勢助かり、

これらの抗生物質の発見者である
フレミングやワクスマンたちには
ノーベル医学、生理学賞が
与えられました。

その後世界中の医学界で
抗生物質が注目を浴びるようになり、

1980年代の終わり頃には
日本の病院でも50種類以上の
抗生物質が使われるようになりました。

もちろん現代でも抗生物質の投与
菌を敵視して退治するという医療の
考え方が主流をなしています。

しかし一方で…

先見性のある医学者や医療従事者の間では、
当時から既に世界中で抗生物質を使いすぎている
事に危惧を唱える人がいました。

抗生物質こそが感染性を増やす原因に

そして、

その危惧は的中します。

優れた効果を示してきた抗生物質に、
強力な耐性菌が出現したのです。

抗生物質にたいこうすべく
細菌、微生物は耐性、抵抗力を
つけるようになったのです。

これが逆に感染性を増やす原因になる
事に多くの人はまだ気づいていません。

こうした耐性菌の中で最も有名なのが

MRSA(メチリシン耐性黄色ブドウ球菌)

です。

これは、感染症を引き起こす
代表的なブドウ球菌で、

メチシリンという医薬品に耐性を持ち、
メチリシンが効果を示さない
細菌のことです。

そこでさらに強力な新薬が開発され、
それを病院で使い始めます。

確かに最初の頃は効果を示すわけですが、

2年も経てば再び菌が耐性、抵抗性を
持つようになり、

感染症の治療が不可能になります。

まるいたちごっこのように、
耐性菌を作り出す為に新薬を開発
しているような結果になっているのです。

この競争を繰り返し人類は菌類に
勝負を挑み続けていますが、

果たして勝利する日は来るのでしょうか?

耐性、抵抗力をもった細菌、微生物

ここで簡単にメカニズムを紹介します。

殺菌効果のある薬剤や抗生物質を使うと、

病気の原因となる微生物は細胞内の
デリケートな機能が壊されて死滅します。

しかし、

菌の種類や菌数、薬剤の濃度の関係で、
微生物が完全に死滅せず0.001%くらい
生き残る事がしばしば起こります。

人類も突然変異によって
進化を遂げたと言われていますが、
生命体の機能を維持する為に、

細胞内の遺伝子が突然変異を起こすのは、
微生物、細菌でも同じですし、

その変化を起こすのは人体より
微生物の方が簡単です。

また、

細胞膜に毒物や薬品を瞬間的に
分解する酵素を作り出し、

結果として今までの殺菌効果を完全に
無効にしてしまう菌すらいるのです。

MRSAはこのようにして
新薬に対する抵抗力を身につけ、
菌の毒性も向上した例なのです。

つまり抗生物質を投与する事で
細菌、微生物の耐性が強くなり、

逆に感染性を増やす原因を
増やしてしまったというわけです。

病院が最も感染性を増やす場所?

自然の中では案外穏やかで
それほど強くなかった細菌も、

病院内ではかなり強力な
力を持った菌に変化しています。

MRSAは、今や病院、産院、
老人ホームの中に巣食ってしまい、
院内感染の主犯格になっています。

風邪で入院した老人が、風邪は治った
もののMRSAの院内感染で死亡する例も
数多く報告されています。

院内感染は、病室のエアコンや
ベッドの清掃殺菌の不注意、

体温計や血圧計の共同使用、
食器や着衣やシーツからも
発生しています。

細菌、微生物の被害を何とかしてほしい
と病院に行き抗生物質をもらいに行く
というのが、普通の考えでしょうが、

実際には

「病気になったら病院に行くな」

と言うべき現象が起きているのです。

耐性、抵抗力をもった菌の巣窟で、
感染性を増やす原因、リスクが
最も高い場所が病院だからです。

感染症の治療は抗生物質なのか?

1996年5月のWHO(世界保健機構)
の発表によれば、

1995年の1年間で最も多くの人を
死亡させた感染性は、

肺炎などの呼吸器の病気で、

これに次いでコレラやチフスなど
激しい下痢による病気、

結核による死者が目立つようになった

と言われています。

具体的な数字を上げれば、

95年に世界中で死んだ5200万人のうち、
1700万人が感染性による死亡でした。

死因別では肺炎で450万人、
結核で310万人、
マラリアで210万人、
B型肝炎で110万人、
コレラとチフスは310万人でした。

抗生物質が救いの女神であれば
世界の感染性は50年経ち
減少していなければおかしいです。

しかし…

そうはなっていないのです。

微生物への無知が招いた惨事

こうした状況はWHOの見解では、
抗生物質に対し強い耐性菌が出現し、
感染症の治療は大きな打撃を受けているため
ということです。

2014年には再び日本で
結核患者の数が増えるという
ニュースが聞こえるようになりました。

これは1970年代のアメリカ
の水準に逆戻りした被害と言われていて、

先進国の中でも日本の
結核罹患率は最も高い割合です。

1996年に岡山の小学校の
給食で大発生した
病原性大腸菌O-157により
大勢の学童が病気に苦しみ

死亡者が出るという惨事がありました。

その後の調査で明らかになったのは
立派な病院施設の整っている

アメリカ、カナダ、日本、ドイツ、
フランス、イギリス、オランダ

などの国に患者の発生が
集中しているという事です。

逆に、インド、アフリカ、北朝鮮
などでは患者が全く出ていないのです。

O-157は、抗生物質や新薬をたくさん
使っている国に集中発生したのです。

抗生物質が細菌、微生物の耐性、
抵抗力を増し感染性を増やす原因になる
事を多くの人が理解していません。

まさに微生物に対する誤解が
招いた惨事とも言えるわけです。

では私たちはどうすれば良いのか?
感染性に対して人類は無力でしかないのか?

決してそんな事はありません。

ちょっとしたパラダイムシフトが
恐らくヒントになるはずです。 

敵対ではなく共生…

これが伝統と最新の技術を融合した
新しいパラダイムになるはずです。

たった百年ほどの歴史しかない
抗生物質に頼るだけではなく、

何千年と続く微生物との
共存の知恵もあるわけです。

こうした共存テクニックも
紹介して行きますが、

まずは土台となる微生物に関する
知恵をしっかりとつけて行きましょう。

 - 微生物と発酵食品の深すぎる世界