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クズネッツ波、ジュグラー波、キチン波の周期サイクルの特徴

      2016/10/07

クズネッツ波、ジュグラー波、キチン波の周期サイクルの特徴
今回のテーマは、

クズネッツ波、ジュグラー波、
キチン波の周期サイクルの特徴

について紹介します。

長期的な景気循環論
としてコンドラチェフの波を
前回紹介しましたが、

こうした周期の融合は、

まだ事例が少ないがゆえ
統計学的な精度が高いとは
言いがたいですが、

こうした対応を元に
未来をシナリオ的に描き、

その理論づけの作業を行う事は、

これからの周期の研究において
極めて重要でしょう。

今回は景気循環についての
代表的な波動として、

併せて他の景気循環論も
紹介しておきましょう。

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クズネッツ波の周期サイクルの特徴

これはアメリカの経済学者
ワードウェル・グズネッツさんが、

GNPの成長率を調べて行く
過程で発見したもので、

人口の動態、建設投資などを
要因とした17~20年前後の
波長を持つ景気循環を言います。

この周期サイクルは、

建築投資活動に
当てはまるもので、

建造物の耐久年数や
建設期間の長さと合致する
一種独特の循環期間であり、

別名を建設循環、

或は建設投資循環
などとも呼ばれています。

クズネッツ波は
人口の変動や住宅、道路などの
建設投資の動きが

経済活動に周期的な
影響を及ぼすという考え方ですが、

日本では戦後の経済指標に
この波動は見られなくなっています。

しかし、アメリカでは
大恐慌の要因として
重視されている周期サイクル論です。

ジュグラー波の周期サイクルの特徴

クズネッツ波が
20年前後を周期とした

比較的長期のサイクルである
のに対して、

7~10年の比較的
短めのサイクルを持つ
景気循環です。

ジュグラー波は別名

「中期循環」または「主循環」
「設備循環」とも呼ばれています。

設備循環という呼び名からも
推測できるように、

設備投資の変動によって
引き起こされると言われます。

企業の機械設備は稼働率の
上下で対応するのが基本ですが、

稼働率が上がれば上がるほど
生産能力をアップさせる為に
新たな設備投資に踏み切る
必要性が生じます。

プラント建設の例を
引き合いに出すまでもなく、

設備投資は徐々にではなく
段階的に集中する事になり、

それによって好景気を生む
環境が生まれる事になります。

このジュグラー波は、

フランス、イギリス、アメリカの
物価や利子率の変動などを

分析したジュグラーが
発見した景気循環です。

10年サイクルのジュグラー波

最短で6年、最長で13年、

平均すると約8年と言う
サイクルで現れ、

政治、経済、社会の
あらゆる方面にも影響を
与える事から、

主循環(メジャー、ビジネス、サイクル)

という呼び名が与えられたのです。

第二次世界大戦以前は
このジュグラー波が

景気循環の代名詞と言われていました。

日本経済においても、

第二次世界大戦後の
昭和30年代と40年代の
前半に設備投資が盛り上がり、

それがこの波動に当てはまるかを
巡って一大論争が巻き起こりました。

この周期サイクルは
カール・マルクスも
その存在を認めており、

設備投資の持つ波及効果から、

ビジネス活動を展開する上で
特に重要視されています。

そのうえ、企業の長期的な
活動計画を策定する上で、

この10年サイクルというのは
目標を立てやすく

区切りもつけやすいと言う
理由などから、

欠かす事のできない経済活動
の指標となっています。

キチン波の周期サイクルの特徴

これはアメリカの経済学者
であるキチンさんによって
発見された景気循環です。

ジュグラー波よりもさらに
サイクルが短く、

40ヶ月前後(3~4年)の
サイクルで起こる事から

「小循環」とも呼ばれています。

別名を「在庫循環」とも言いますが、

これは在庫投資によって
生まれる変動である事から
名づけられました。

この周期サイクルには以下のような
メカニズムがあります。

景気が好転してくると、

企業は需要の拡大を見込んで
生産、流通、販売の各段階において
必要とされる在庫量を増やします。

在庫積み増しの局面です。

これが好景気をさらに加速化させます。

ところが、在庫が一定の
水準を満たした段階になり、

景気のピークが過ぎると
在庫過剰に陥ります。

必然的に在庫減らしを行う事になり、
景気は後退期に入る事になります。

日本経済とキチン波のサイクル

こうした波動が繰り返される事から、

在庫循環と呼ばれるように
なった訳ですが、

このキチン波の波動は

鉱工業生産指数や
景気循環動向指標などの

推移に顕著に現れます。

しかし、こうした在庫循環が
景気変動を原因として
生じるのか、

在庫の変化によって
生じるものなのか、

その因果関係は今の所
判明していません。

ただし、在庫投資の変動が
キチン波のサイクルにフィット
している事は事実なのです。

ここで日本の第二次世界大戦後
の景気循環を振り返ってみると、

波動の最低、最高の時期には、

金融引き締めや石油ショック
などによる不景気、

さらに貿易の自由化や
東京オリンピック開催に
伴う好景気など、

必ず何らかの人為的な
要素が関わっている事が
分かりますが、

ほぼ規則的に景気の
ピークとボトムが2~3年、

長くて5~6年の周期で
循環している事が分かります。

これとキチン波の因果関係は
今の所認められてはいないですが、

ほぼ近い波動になっている事が
分かるでしょう。

4つの景気循環、周期サイクルの特徴

以上のように、

コンドラチェフ波
クズネッツ波、
ジュグラー波、
キチン波

と景気の循環には
各国の経済学者が研究、分析
した4つの大きな波動、

つまり周期サイクルが
存在しているのですが、

これらの各波動は単純に
繰り返されているのではなく、

実際には4つの波動が
複雑に絡み合い、

重なり合って変化している
ものと考えられます。

すると、この絡み合いの
法則性を探り、

解明する事によって、

経営に活かす道が発見できると
考えるのは

自然の摂理と言うものでしょう。

実際に、この四つの波動
の関係については、

現在も様々な研究が
重ねられており、

以下のような傾向が指摘されています。

4つの周期サイクルの相互作用

1.

コンドラチェフの波の上昇期と
ジュグラー波の上昇カーブが
重なる時には、

ジュグラー波の上昇期間は長く、
かつ強いものとなります。

逆にコンドラチェフの波の
下降期とジュグラー波の
上昇期が重なった時は、

ジュグラー波の上昇期間が短く、
その度合いも弱いです。

2.

クズネッツ波のピークと
ジュグラー波のピークが一致すると、
好況期が長くなります。

逆に二つのボトムが
重なると不況は長引きます。

3.

ジュグラー波の上昇期に
キチン波上昇カーブが重なると、

ジュグラー波の上昇カーブは
さらに加速化されます。

反対にキチン波の下降カーブと
ぶつかると、

ジュグラー波の上昇テンポは
鈍いものとなります。

これらの各波動の因果関係が
解明されつつありますが、

もちろん景気循環の
全てがこれらの法則に
当てはハマる訳ではありません。

さらに複雑な要因が
絡み合いつつ

景気動向を示して行くのは
もちろんの事です。

これだけで解決するなら、

経営者や投資家は胃の痛む
思いをする必要はありません。

しかし、この周期サイクルの
連動がさらに解明され、

データ化されると、

より具体的で精度の高い
経営計画を練る事ができるのは
確かです。

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