スピリチュアルと脳の成功法則〜人生好転のテクニックの数々〜

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脳の可塑性、学習性や代償機能が脳や記憶力の活性化のカギ

      2016/10/24

脳の可塑性、学習性や代償機能が脳や記憶力の活性化のカギ
今回のテーマは、

脳の可塑性、学習性や代償機能
が脳や記憶力の活性化のカギ

について紹介します。

例えばもし、ある日突然、

目の前の世界が上下左右逆転したら
人はどう行動するでしょうか?

これはプリズムを使った実験が
実際に報告されていますが、

逆転メガネをかけさせて被験者に
数日過ごしてもらいます。

すると最初は戸惑い、非現実な
世界を感じ、

少し酔っぱらった感じになり
吐き気を催す場合もありますが、

数日から1週間もすれば被験者は
すっかりその逆転世界に順応すると言います。

さらにプリズムを戻せば元に
戻ることができるのです。

こうした環境条件に適応できる
脳の柔軟性を「可塑性」と呼びます。

また脳の損傷によって失われた
機能が回復することも

「脳の可塑性」たるゆえんです。

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脳の可塑性が脳や記憶力の活性化のカギ

これから脳を鍛え記憶力を高め
学習能力を伸ばそうとするならば、

脳の可塑性と言う部分に注目して下さい。

この可塑性が脳や記憶の
活性化のカギとなるからです。

倫理的な問題は一旦ここではさておき、

クローン技術を用いれば、
自分とまったく同じ遺伝子を持った
人間を作り出すことは可能になっています。

では同じ遺伝子を持っていたとしても、

生まれた子供は全く本人と同じ
人間に育つのでしょうか。

本人が育った環境と同一の
環境で育てることが可能であれば、

本人のコピーとなる
可能性は無きにしも非ずですが、

実際には不可能でしょう。

なぜなら脳は周囲の環境の
影響を受けやすく、

生まれた瞬間から大幅に
変更がくわえられていくのです。

このように脳が変化することを

脳の可塑性(かそせい)と呼びます。

檻で育った子供は上手く発達しない

またこんな例もあります。

子供は毎日の小さな積み重ね
による学習が繰り返されて、

歩いたり話せるようになり、
発達、成長して行くわけですが、

こうした状況が奪われれば
悲惨な結果を生むことがあります。

例えば、

あるとき檻に入れられて
育てられた子供が無事解放されました。

初めて外を歩いたとき、

その手足の動きはバラバラで
不自然な歩き方をするようになります。

食事は犬が餌を与えられるように
檻の中で食べさせられ、

首輪を付けられて行動の
自由も奪われていたのです。

こうした環境で過ごした子供は

運動機能も言語機能も
まともな発達が望めなくなります。

こうした異常環境では

運動性、認知性の神経回路の発達が
阻害をされ、学習をすることがなく、

身体の成長と共に諸機能の低下を
余儀なくさせられるのです。

これは脳の学習性と言う特徴を
奪われてしまったケースです。

脳の学習性、大人が絶対音感を持てない理由

反対に例えば、

音楽教育などでは、

3歳前後からピアノやバイオリンを
始めると絶対音感や高度な演奏能力が
獲得できる可能性が大きくなります。

絶対音感が音楽にとって
必要条件かどうかは別問題ですが、

人の脳の記憶力や学習には
臨界期(感受性期)と呼ばれる
時期があることは事実です。

臨界期を過ぎてからどれだけ
絶対音感を身につけようとしても、
難しいのが事実です。

とは言え、子供大人に関わらず、
かなり重度の障害を受けた脳でも、

脳はその可塑性により
新たな回路を形成して、

いったん失われた機能を再学習できる
ということも、

音楽療法の現場ではあるそうです。

音楽を聞くことで新しく
脳に回路を作るようになるのです。

これを脳の「学習性」と呼びます。

脳の代償機能と可塑性

アメリカに住む6歳の少年
ハリソン君は

生まれた直後に脳の血管が
破れてしまい重度のてんかん症を
患うようになります。

あまりにも発作を繰り返すため

医師は損傷部の左脳を
全部摘出事になりました。

人間の能力として
右脳と左脳で機能が分かれることは
良く知られていますが、

言語や分析を司ると言われる
左脳を全摘出するということは、

言葉も話さず、手足の運動にも
支障を来す大きなリスクを
賭けた手術でした。

結果、非常にラッキーなことに、

ハリソン君が意識を取り戻したとき、
発作は消え、話すことも
歩くこともできたと言います。

これは奇跡的なことですが、
手術を受ける前までの幼い脳が、

左半球の機能を全て
右半球の脳に移し替えていた
ということが判明したのです。

こうした驚くべき働きを
脳の代償性、代償機能と言いますが、

これも脳の可塑性がなせる技です。

頭を打って天才音楽家になった事例

またサヴァン症候群と呼ばれる、

知的障害があるものの、

特定の分野に限って、優れた能力を
発揮する者の症状を持つ者を指すもので、

百科事典を全て一回読んだだけで
丸暗記してしまう、

キムピークさんの事例などが
良く知られていますが、

彼らは生まれながらに

右脳と左脳をつなぐ脳梁が
生まれつき欠損していたため、

重い発達障害を持って生まれました。

実際にキム・ピークさんはは
運動障害や知的障害があり、

日常の生活にも介護を必要としましたが、

特に記憶力に関しては
異常な才能を発揮しました。

他にも音楽の才能やアートの才能に
特筆的な才能を見せるサヴァン症の
方がいますが、

彼らの脳でも左脳の言語能力の欠如を
右脳の芸術的機能によって補填した
代償機能によるものと考えられています。

中でも興味深い事例は
アメリカ人男性である

デレク・アマートさんでしょう。

彼は2006年のある時、

仲間とのパーティーの中に転んで
頭を強く打ち脳震盪を引き起こしました。

この事故によって聴力の35%を失うなど、
重い障害を背負ったのですが、

デレクさんはなぜかその事故後
天才的な音楽の才能に目覚めたと言います。

事故まで全く音楽と縁はなかったそうですが、

その後、短期間で8つの異なる楽器を
プロレベルで演奏できるスキルを
身につけてしまったのです。

これも脳の代償機能による
働きだと考えられています。

脳神経のネットワークがどう広がるか

そもそも可塑性というのは

「強い力が加わると、
形が変わってしまいそのまま戻らない性質」

のことを言います。

そして実は脳もこの性質を持っているのです。

具体的には脳のどこに、

どんな力が加わると、
脳は形が変わってしまうのでしょうか。

その謎を解くカギは神経回路にあります。

複雑に張り巡らされた
神経細胞のネットワークによって、

情報は脳内を駆け巡っています。

その神経回路で重要な役割を
担っているのがシナプスですが、

そのシナプスの数が増えれば
当然ネットワークの回線が増え、

やり取りされる情報量も増えることになります。

こうして新しい回路ができれば、
行動が変わってしまいます。

人間の場合、柔軟性はある程度あり
そのまま固定される訳ではないのですが、

こうした脳のメカニズムを知っておくて
学習に応用することもできます。

脳の可塑性、学習性や代償機能の活用方法

脳の可塑性のカギ、

繰り返し刺激を受けていると
シナプスには以下のような変化が起きます。

まず一つ目が、

電気抵抗が小さくなり
情報がスムーズに伝達されるようになる。

二つ目は

樹状突起の先端がさらに枝分かれして、
当たらにシナプスを作り出す。

3つ目が、

シナプスそのものの数が増え、
さらにスムーズに情報が伝わることで、

神経回路のスピードも容量も
拡大していく事。

またこの繰り返し神経細胞に
刺激を与えることにより、

シナプス内の活動電位が
増強され、興奮伝達の効率が高まります。

この変化作用は数時間から
1日続くと考えられています。

この長期間に渡る現象を

長期増強(LTP Long-term potentiation)

と言い、

海馬や大脳皮質のシナプスで
起こることが知られています。

このことからも分かるように、

私たちが何か記憶しようとする時、
何度も繰り返す反復学習を行う事は、

脳の可塑性からも非常に有効なのです。

特に神経回路はLTPを引き起こし、
効率よく覚えようとサポートしてくれます。

脳の可塑性、学習性や代償機能が
脳や記憶力の活性化のカギです。

頭を打ってスキルを手に入れる…

というわけにはいかないですが、

ありがたいことに脳には
興味深い機能が備わっているのです。

あとはその機能をいかに使いこなすかだけなのです。

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