スピリチュアルと脳の成功法則〜人生好転のテクニックの数々〜

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試験前に徹夜で記憶したのに翌日なぜさっぱり忘れるのか?

      2016/10/19

試験前に徹夜で記憶したのに翌日なぜさっぱり忘れるのか?
今回のテーマは、

試験前に徹夜で記憶したのに
翌日なぜさっぱり忘れるのか?

について紹介します。

脳の性質からすれば、

試験前の一夜漬けの効果は
高くありません。

人の記憶には、

何かを学習した直後よりも、
ある程度時間が経ってからの方が、

覚えた内容を良く思い出せる
と言う性質があり、

これを「レミニセンス効果」
と呼びます。

レミニセンス効果が起きるのは、

入力された情報を脳が
整理するのに時間がかかるからです。

脳には、絶え間なく様々な
情報が入力されてきます。

それらを整理して、覚えるべき事柄と
そうでない事柄に分ける役割を
しているのが脳の海馬と言う部分です。

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試験前は徹夜で記憶よりぐっすり眠る

覚えて間もない頃は、

海馬では入力された情報の整理が
十分に行われていないですが、

時と共に次第に、
情報が整理されてきます。

なので、例えば、

どうしても解けなかった問題が、
一晩ぐっすり眠った後、

もう一度取り組んでみた所、
嘘のように解けてしまう事があります。

これは眠っている間に
脳の中で問題が整理されたため
と考えられます。

逆に試験前に徹夜で記憶したのに
翌日なぜさっぱり忘れる理由も、

睡眠中の整理がされないため、

結局忘れてしまう訳です。

記憶のステップと記憶の定着

記憶には三段階のステップがあります。

ある情報が脳内にインプットされ(記銘)

記憶として定着保管され(保持)

情報を得た時と似たような
刺激を与えられて思い出す(想起)

の三つです。

コンピューターに例えてみると、

画面に表示された文字や
映像が記銘です。

その文字や映像の情報を
DVDやハードディスクに
入力するのが保持です。

そしてディスクから再び
情報を呼び出すのが想起

と言えるでしょう。

さらに記憶には
脳の両面に映し出されただけで
メモリに入力されない「短期記憶」と

入力・登録される「長期記憶」の
二種類があります。

試験前に徹夜で覚えたものの、
試験当日きれいさっぱり忘れてしまったりする
記憶は短期記憶に当たります。

なので記憶が定着していないのです。

一方で、仕事や旅行の必要に迫られて、
何度も片言の英単語を並べているうちに

それが長期記憶となって、

いつの間にか英会話が身につく事もあります。

この長期記憶は、
一生に渡って脳と言うハードディスクから
消去されないと言われています。

翌日なぜさっぱり忘れるのか?

試験前に徹夜で記憶したのに
翌日さっぱり忘れる…

と言う事がないよう

短期記憶を長期記憶として
脳に保管する決め手は何でしょうか?

それは、覚えたい情報を
何度も反芻する事につきます。

例えば、

一度名刺交換しただけの相手だと、
じきに名前を忘れてしまうでしょう。

でももしその人が重要人物であり、

同僚や上司からその名を
繰り返し聞かされ、

自分でもしばしば口にし
書類に書いたりすると、
話は別です。

一回会ったきりの相手でも、
脳の中に、その人名に関する神経細胞の
ネットワークが自然に作られます。

反芻することでネットワークは強化され、
何千人の人名記憶の中から

その人の名を特定して呼び出すのに
必要な信号が脳内をスムーズに
流れていくようになる。

もちろんこれは人名に限りません。

新入社員が仕事の進め方を覚えるのも、
初心者がスポーツを覚えるのも、

同じ事です。

ただ、そのネットワークも
しばらく使わないと

思いだすのに時間がかかったり、
どうしても想起出来なくなる事があります。

しかし脳内にメモリされた
データが消えたからではないのです。

学習効果を上げるレミニセンス効果

では、学習効果をあげる為には、

どのくらいの間隔を空けて、
覚えた事柄を復習・反復すれば
よいのでしょうか。

海馬にいったん蓄えられた記憶は、
やがて大脳皮質に移され、

海馬自体に保管された記憶は
1ヶ月から数ヶ月で消える
と言われています。

だとすれば、復習に効果があるのは、

まだ海馬に確実に記憶が
保持されている1ヶ月以内と言う
ことになります。

その間に、間隔を空けて、
何度も思い出せば、

記憶は大脳皮質に送られ、
しっかりと定着するはずです。

試験前に徹夜で頑張るより
日頃から少しでも復習して
じっくり眠るのが重要です。

加齢と記憶の関係

ここで心理学でレミニセンス効果
というときに、

もう一つの現象を意味する
事もあります。

それは、人間は年を取ると
最近の記憶よりも、

若い頃の記憶を思い出す頻度が
増えると言う事です。

20代の頃の事は、

30代の時よりもむしろ、
老人になってからの方が
思い出しやすいと言う特徴です。

このような傾向は60歳頃
から表れ始め、

年齢が上がるにつれて
顕著になって行くと言います。

なぜ、そうなるのでしょうか。

これも20代の体験は
「初めて」のことが多く、

年を取れば取るほど、

人生のその繰り返すの
パターンになり、

「これはいついつ経験した事だ」

というかたちで、自分の経験を
位置づけるようになるからだ
と考えられます。

ヘミングウェイの短編に

『何を見ても何かを思い出す』

というものがありますが、

まさにレミニセンス効果の
本質をついたタイトルと言えます。

長期記憶に入れる為の学習の工夫

神経細胞のネットワークができ上がり、
脳と言うハードディスクに
書きこまれた記憶は

生涯失われません。

回路が錆びつき、信号が
流れにくくなっているの過ぎないのです。

だからこそ、回路をメンテナンス
をしさえすればいいのです。

もう一度か、二度、
同じ情報を使う機会が訪れれば、

再びスムーズにその人の名を
呼び出せるようになります。

しかも最初に覚えた時とは
格段に少ない努力ですむのです。

脳の仕組みを見れば、

試験前に徹夜で記憶したのに
翌日なぜさっぱり忘れるのか、

その理由も分かります。

そしてその対策も分かってくるのです。

次回はそんな記憶の特徴を踏まえた
脳と学習の関係について
考えて行きましょう。

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