スピリチュアルと脳の成功法則〜人生好転のテクニックの数々〜

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記憶と忘却の仕組みについて、覚えることと忘れることの大切さ

      2016/10/23

記憶と忘却の仕組みについて、覚えることと忘れることの大切さ
今回のテーマは、

記憶と忘却の仕組みについて、
覚えることと忘れることの大切さ

について紹介します。

これまで記憶が学習におけるポイント
という話をしてきましたが、

特に忘れることの大切さを
多くの人が気づいていません。

私たちにとって「忘れる」事は
イコール「悪」と思い込んで
しまっている傾向があります。

幼少期から、
言いつけを守らないと親に怒られたり、
テストで悪い点数を取ると

「言われたことをすぐ忘れるのは
鶏の頭と同じですよ」

などとしかられた経験など
あるのではないでしょうか。

そして、

「自分は頭が悪いから忘れっぽいんだ…」

などと思い込んでしまい、
忘れる事、つまり忘却する事に
悪いイメージを抱くようになっています。

しかし忘れる事は悪いことではないのです。

むしろどんどん忘れる能力があるからこそ、
人はどんどん記憶もできるのです。

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忘れることが人間の脳のシステムです

忘れることは記憶を整理する
ということでもあります。

記憶することの目的は、

それを日常生活にいかす
ことのはずです。

単に覚えるだけでなく、
覚えたことを必要に応じて
使いこなせなければなりません。

人間の短期記憶に覚えていられる
時間はわずかに数秒くらいのものです。

短期記憶というのは
一時的に書き込んで、

後で書き直しのできる記憶装置
の様なものですが、

もしも入ってきた情報を
すべて忘れなかったとしたら…

一体どうなるでしょうか?

当然のことながら、
容量がすぐ満杯になります。

コンピューターは
アクセスが殺到してシステムダウンする
という事がありますが、

それと同じ状態が脳に起きたらどうなるか?

人間は活動することができなくなるのです。

忘却に関する様々な実験

多くの研究者が、

短期記憶内で反復されない情報は、
急速に忘却される

と言う事を証明する実験を行っています。

そして、どうやら、

復習の量とその情報が
想起される確率との間には、

直接的な相関関係があること
が分かっているようです。

マードックとウォーフという学者は

『二秒間聞いた単語を想起する確率は

一秒間聞いた単語を想起する
確率のおよそ二倍である。』

と示しています。

これは短期記憶が記号化して入力する、
つまり記銘を司る部分の記憶であり、

記銘状態がよければよいほど
最終的な記憶も強いのです。

つまり忘れることを前提にして、

覚えるためには何回も繰り返して
復習を繰り返さなければ
記憶には入りこまない事です。

一回聞いたら覚えるという前提では、

親は子供につい、

「何度言ったらわかるの!」

と怒鳴ってしまいますが、

そもそも何回も聞かないと
記憶には残らないという前提に立てば
怒る事もなくなります。

全てを覚えると世界はどうなってしまうか?

そもそも些細な事も忘れずに、

何から何まで記憶してしまう
超人的な能力が本当に身に付いて
しまったら、

世界はどう感じられるのでしょう。

ここでアルゼンチンの作家、
ホルヘ・ルイス・ボルヘスさんの

「記憶のフネス」という小説が
参考になります。

この小説では忘却力を失った
何もかも無差別に記憶してしまう能力が、

人間をどのように追い込んで行くかを
リアルに表現した作品です。

主人公のフネスは

あるとき馬から落ちて頭を打ち、
寝たきりなってしまいます。

それ以来身体は回復したものの

見る事、聞く事、全て覚えてしまう
という希有な能力が身に付きます。

「1982年4月30日の
朝に見た雲の形」

「全ての森の全ての葉」

間で記憶し、それがいつ
思い浮かんだかまで記憶します。

あらゆる瞬間、自分が見たり
聞いたりしてきた事を、

フネスはそっくりそのまま
細部まで記憶してしまうのです。

忘れることを忘れたら人生は不幸になる

そしてフネスはどうなるのでしょう。

まずあまりにも記憶がリアルなため、
気持ちが一日中休まらず、

夜になっても眠れなくなります。

また一瞬一瞬を別のものとして
記憶してしまうので、

「4時10分に横から見た犬」
「4時11分に前から見た犬」

が同じ名前で呼ばれる事に
違和感を感じてしまうのです。

記憶力がある過ぎる為、
抽象的思考が欠如してしまい、

犬という包括的な概念を
理解できなくなるのです。

つまり圧倒的な記憶量があるが故に、
思考力をなくしてしまうのです。

「考えるという事は、
様々な相違を忘れること、
抽象化する事である。

フネスのいわばすし詰めの世界には、
およそ直裁的な細部しか存在しなかった」

と小説の語り部は語ります。

やがてフネスは、

何をしなくても記憶が刻々と
蓄積して行くので、

これ以上記憶が作られないよう
暗闇の中で目を閉じ、

限りなく退屈な生活を
送らざるを得なくなる…という結末です。

忘れることを忘れることで
不幸になったのがフネスの人生です。

もちろんこれは小説の
フィクションという形ですが、

脳の観点から非常に参考になる、
記憶と忘却の仕組みについて、

覚えること以上に忘れることの大切さに
気づかせてくれる作品でしょう。

忘れる事は素晴らしい機能

心理学草創期に活躍した

心理学のテキストの定番となる
著作を記した

ウィリアム・ジェームズ
によれば、

忘却の仕組みは記憶と同じように
大切な機能だと言います。

もし私たちが全てのことを
覚えていたとしたら、

何も覚えていないのと同じ位
不便なはずなのです。

全て覚えていることで

ある時間の間に起こったことを
想起するのに、

元の出来事が要したのと
同じだけの時間が必要となります。

多くの事柄を忘れて
省略する事によって

必要なことを要領よく
思い出すことができるのです。

また忘却というシステムがなければ、

人間は悲しい思い出も
つらい体験もすべて
覚えてしまっている事になります。

そうなると私たちは
ストレスで心身ともに
おかしくなってしまうのです。

だからありがたい事に、

脳はそういう嫌な記憶を消し、
前向きに生きさせてくれる
機能を持っているのです。

実際に成功者や一流のスポーツ選手、
また長生きする人というのは

この嫌なことをすぐきっぱり
忘れてしまう能力に長けています。

でも全部忘れるのではなく

ここが肝心なところで、

自分の大切にしている
成功のヒントとなる重要な情報を
しっかりと覚えれるのです。

「記憶」と「忘却」は
合わせ鏡のようなもので

要はこのバランスが大切なのです。

覚えたら忘れる、忘れたらまた覚えれば良い、

「すぐ忘れるのは頭が悪いからだ」

など決して思わない事です。

上手くこの仕組みを活用しよう

またこの記憶と忘却の仕組みを例えれば、

記憶と言うのは、図書館の仕組みと
良く似ていると思います。

例えば、

図書館内の何十万と言う本が、
ランダムにめちゃくちゃに
収めれれていたら、、

その中から特定の本を
一冊取りだすのさえほぼ不可能ですよね。

忘れると言うのは
こう言った乱雑なものから
特定の本を取りだすのか困難…

というような状態の事です。

でも、本がキチンと
体系的に分類されているならば、

(例えば、トピック別や著者別になど…)

本を探すのは容易になって
早く探し出せるようになります。

つまり記憶しやすくなるのです。

「記憶に、記号化して入力する」

と言う事は、蔵書カードの
ようなものです。

最初に新情報を強く登録すれば、

後でたやすく、検索(想起)する
事が出来るようになります。

記号化した入力状態がよく、
関連付けが多いほど、

検索もうまく行くと言うのが、
心理学者の見解です。

記憶と忘却の仕組みについて、
覚えることと忘れることの大切さ

を知るほど、実は
学習に活かすことが出来ます。

なので、これらの研究や理論を応用し

私たちがこれから加速学習のシステムを
進化させ実践していくに当たり、
どんどん記憶力を向上させましょう。

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