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短期記憶の実験とワーキングメモリーを鍛える方法、メリット

      2016/10/23

短期記憶の実験とワーキングメモリーを鍛える方法、メリット
今回のテーマは、

短期記憶の実験とワーキング
メモリーを鍛える方法、メリット

について紹介します。

人が読み上げる電話番号を
聞きながら携帯電話のボタンを押す、

待ち合わせ場所と時刻を
頭に入れながらデート場所に向かう、

財布の中のお金の額を頭に入れ
ながら、スーパーで買い物をする

…こうした経験は
誰しもが持っているでしょう。

こうした時に私たちが、
使っている記憶の種類を

ワーキングメモリー(作業記憶)

と呼びます。

これは短期記憶の一種なのですが、

目的は覚える事ではなく、

自分がこれから対処すべき
問題を解決する為に用いられる
記憶の種類、

それがワーキングメモリーです。

前回は短期記憶の仕組みや
メカニズムの話を紹介しました。

それでは、

何か計算をしたり、何かを読んだり
というワーキングメモリーとして働く

短期記憶の時間的長さは
どれくらいなのでしょうか?…

そして短期記憶やワーキングメモリーを
鍛えるにはどういった方法があり
メリットがあるのでしょうか?

このトピックに関しては議論がある所であり、

興味深い実験が様々なされているので
実験例を踏まえいくつか紹介していきます。

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日常生活でもっとも使う短期記憶

さてワーキングメモリーというのは、

日々の生活の中で、

最も頻繁に使っている
記憶ではないでしょうか。

朝、電車の時間を念頭に
起きなら朝食を食べるとき、

ウェイターがお客さんの注文を
厨房に伝える時も、

学校で先生の話を聞きながら
ノートを取る時も、

私たちは短期記憶の中の
ワーキングメモリーを駆使して
いるのです。

また、囲碁や将棋、暗算や
神経衰弱などのゲームでも
このワーキングメモリーを使っています。

ワーキングメモリは、

いわば机の端に貼っておく
忘備録用の付箋のようなもの、

付箋にメモした事を
実行してしまったら、

付箋はもう用済みです。

だから短期記憶のまま捨ててしまいます。

一方で長期記憶というのは
引き出しにしまってあるノート
のようなもので、

そこに書き込んだ内容は
その後も長く保管されるのです。

このどちらの記憶も鍛えるほど
人生に応用できメリットが広がります。

あなたのワーキングメモリはどれくらい?

ここであなたの
ワーキングメモリーの強さを
実験する簡単なテストがあります。

では今から、

「ワーキングメモリ」

という言葉を目を閉じて
逆から読んでみてください。

目を開けて逆から読むのでなく、

頭に文字列を思い浮かべて
逆向きに暗唱してみてください。

いかがでしょう?

やってみると案外
難しい事が分かるはずです。

正確に「リモメグンキーワ」
と言えたでしょうか。

中には長い文章でもスラスラと
逆からでも暗唱できるという
特技の持ち主もいるでしょう。

そう言う人はワーキングメモリー
が大容量に鍛えられた人と言えるでしょう。

ワーキングメモリーを鍛えるメリット

逆に、この種の短期記憶が
無かったとしたらどうなるでしょう。

或はその働きが弱い場合、
どんなデメリットがあるのでしょう。

例えば、

人の話を聞いても理解が
追いつかなくなります。

約束が間に合うように
家を出られなくなります。

会議などで自分の話ばかりして
周りの意見を聞かなくなります。

相手の気持ちを察して
対応できなくなります。

難しい内容の本が頭に入らなくなります。

思い当たる節がある部分が
ある人も多いでしょう。

記憶というとどうしても
長期記憶のようにしっかりと定着した
記憶が大事だと考える人もいますが、

実際には忘れる短期記憶、
ワーキングメモリーの活用が、

日常では大切になるのです。

ですから短期記憶、ワーキング
メモリーを適切に鍛える事には
大きなメリットがあるのです。

長い単語より短い単語の方が覚えられる

ではどうすればワーキングメモリー
を鍛える事ができるのでしょう。

その前に短期記憶に関して

バドレーと言う科学者が

言葉が記憶される方法についての
短期記憶に関する実験を見てみましょう。

その実験によって彼が発見したのは、

「短い単語群よりも長い
単語群の方が想起されにくい」

と言う事です。

つまり例えば、

「dog(犬)」よりも
「extravagant(浪費する)」

という英単語の方が覚えにくいという事。

まあ、こう聞くとなんだか、
当たり前のようにも感じるのですが、

研究者というのは、こういった
当たり前のことも真剣に研究します。

そしてこの実験により分かるのが、

なぜ、短い単語の方が覚えれるかというと、

単語のリストを覚えるために
被験者が心の中で単語を声に出すため、

つまり、
心の耳で単語を聞いていたため

だろうと推測しました。

確かに、単語が長ければ長いほど、
それを心の中で言うには時間がかかりますね。

心の中の会話の時間=短期記憶の時間

さらに別の実験で、
ウォーフとノーマンという二人の研究者が、

1965年に「ザ・サイコロジカル・レヴュー」誌に
ある理論を寄稿したのですが、

その理論とは、

一人の人間が一度見聞きしただけで想起できる
数字の数は10を超える事は稀であり、

その数は、15秒の間に心の中で言い、
聞くことができる数とほぼ同じである

と言うものです。

そして彼らはまた、

聴覚的、視覚的短期記憶を確認し、
声に出して読んだことは、読んだものを
短期的な視覚的記憶と同様に、

短期的な聴覚的記憶にも登録する
(記号化して入力する)為に有益である。

と主張しました。

私たちは物事を心の中で言ったり聞いたりする、

その15秒だけが短期記憶として
記憶を保持できるのかもしれません。

こうした実験で分かったことは、

被験者は15秒で言える分しか
単語を覚えることはできなかったという事。

さらに興味深いのが、

早口の人の方がよく記憶できる

と言う事も明らかになったのです。

この15秒という数字は短期記憶にとって
重要な数字の可能性があります。

記憶喪失は短期記憶に影響がない…

また短期記憶の実験に関して
以下のような報告もあります。

頭を打ったり、事故を起こした後など

その前後の出来事の記憶が消えている
…という現象はよく見受けられます。

こう言った記憶喪失の内、

外傷直前の体験の記憶が
失われるものを「逆向性健忘」

外傷後2,3時間の出来事の
記憶を失うものを「前向性健忘」

と言います。

もちろん遥か昔から、
事故や攻撃によって頭部に
外傷を受けた後に、

記憶喪失が起こる事は
知られていたでしょうが、

系統だって科学的に
記憶喪失が研究されるようになったのは
20世紀に入ってからです。

そして200人の頭部外傷患者を
調べた研究によると、

多くの患者が、
「逆向性健忘」「前向性健忘」を
併せ持っていたそうです。

そして長期記憶は
学習された直後は大変壊れやすいことが
医療の現場ではよく知られています。

それに対して短期記憶は
記憶喪失を引き起こす原因となる
頭部外傷などの影響をほとんど受けません。

頭部に衝撃を受けた後、
記憶はなくなっているものに

普通にふるまっていることからも
この事は分かります。

つまり、
こうした記憶喪失の実験からも

短期記憶と長期記憶とが
異なった別々の脳の働きに
基づいていることが分かるのです。

ワーキングメモリーを鍛える方法

そして情報量の多い現代社会、

より大きなワーキングメモリが
必要とされる機会が多いのです。

しかし現実的に、

学生など若い人たちの
ワーキングメモリの容量は
減っているという指摘もあります。

緊張感が少なく、
歯ごたえの無い分かりやすいもの
ばかりにふれていると、

ワーキングメモリは鍛えられないのです。

例えば気の会う優しい友人との
待ち合わせ時間をしっかり
覚えてなくても、

遅刻してしまっても対して
怒られる事は無いでしょうが、

それが仕事の上司や取引先なら違います。

同じゲームでも、

配役や相手の牌を読む
麻雀などのようなゲームと、

ただ機械的に敵を討つような
テレビゲームでは、

鍛えられる記憶力は変わるのです。

そしてワーキングメモリの働きに
深く関わっているのは、

前頭葉の前頭連合野です。

この前頭連合野は、

判断力、理性、感情のコンロトール
意志の力といった、

いわゆる人間らしさを司る部位です。

つまり、ワーキングメモリも
突き詰めればその人間らしさを
直接関わる能力なのです。

最近ではワーキングメモリを
鍛える為の教材なども開発されていますが、

そう言った方法に頼らず日常生活でも、

暗算をしながら買い物をしたり、
家にある食材を思い浮かべながら
夕食の献立を考えたり、

色々な人たちと会話をして
そのキーワードを覚えて行く、

こうした方法の積み重ねで
ワーキングメモリは鍛える事ができるのです。

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